AI検索対策

llms.txtの作り方|AI検索に自サイトを認識させる

ChatGPT・Perplexity・GeminiなどのAI検索にサイトを正しく認識させるllms.txt。書き方・設置方法・注意点を実例付きで解説します。

5分で読める2026-04-25

llms.txtとは?

llms.txtは、AIがサイトを理解するためのMarkdown形式のファイルです。サイトのルートディレクトリ(/llms.txt)に配置し、サイトの概要・主要ページへのリンク・ドキュメント構造などをAI向けに提供します。2024年にllmstxt.orgが仕様を公開し、急速に普及しています。

robots.txt

クローラーのアクセスを制御する。「このページをクロールしないで」という指示ファイル。

llms.txt

AIにサイト情報を提供する。「このサイトはこういうサイトです」という説明ファイル。

なぜ今llms.txtが必要なのか?

AI検索の普及により、従来の検索エンジン最適化(SEO)だけでなく、AI向けの情報提供(GEO: Generative Engine Optimization)が重要になっています。AIはHTMLを解析するより、Markdown形式の構造化されたテキストを好みます。llms.txtはその橋渡しをするファイルです。

10%

llms.txt導入済みサイトの割合(2025年時点)

3.7倍

構造化データ有サイトのAI引用確率

74.2%

AIが引用するコンテンツの形式(リスト・表)

llms.txtの書き方

llms.txtはMarkdown形式で記述します。llmstxt.orgの仕様では以下の要素が定められています。

H1タイトル(必須)

ファイルの先頭に必ずH1でサイト名を記述します。

blockquoteでサイト概要(推奨)

> から始まる引用ブロックでサイトの説明を書きます。AIが最初に読む部分です。

セクション(H2)でカテゴリ分け

## ドキュメント、## ブログ、## サービスなど、カテゴリごとにセクションを作ります。

リンク形式でページ一覧

- [ページ名](https://絶対URL): 説明 の形式でリンクを列挙します。相対URLは使えません。

llms.txt
# Example Company

> AIマーケティングプラットフォームを提供する企業です。
> コンテンツ最適化・SEO分析・パフォーマンス計測ツールを提供しています。

## ドキュメント

- [はじめに](https://example.com/docs/getting-started): セットアップガイド
- [APIリファレンス](https://example.com/docs/api): エンドポイント一覧
- [料金プラン](https://example.com/pricing): プラン比較表

## ブログ

- [SEO最適化の基本](https://example.com/blog/seo-basics): 2024年最新ガイド
- [構造化データの活用](https://example.com/blog/schema): Schema.org実装方法

llms.txtの設置手順

1

/llms.txtにファイルを配置

サイトルートに llms.txt を配置します。https://yourdomain.com/llms.txt でアクセスできる状態にします。Next.jsでは /public/llms.txt に置くと自動配信されます。

2

/.well-known/llms.txtにも配置(推奨)

/.well-known/ ディレクトリにも同じファイルを置くことが推奨されています。一部のAIエージェントはこのパスも参照します。

3

llms-full.txtで全ドキュメント版も用意(任意)

llms-full.txt には全ページのMarkdown本文を連結した包括版を配置します。詳細な情報をAIに提供したい場合に有効です。大規模サイトは特に効果的です。

注意点・よくある間違い

HTMLで書いてしまう

llms.txtはMarkdown形式で記述する必要があります。HTMLタグを使うとAIが正しく解析できません。プレーンなMarkdownで書きましょう。

H1タイトルがない

仕様ではファイルの先頭にH1(#)でサイト名を記述することが必須です。H1がないとllmstxt.orgの仕様に準拠していないファイルとみなされます。

リンクが相対パスになっている

/docs/guide のような相対パスではなく、https://yourdomain.com/docs/guide のような絶対URLで記述する必要があります。

サイト更新時に更新していない

サイトのページ追加・削除時にllms.txtを更新しないと、AIに古い情報を提供し続けることになります。CI/CDパイプラインや定期的なメンテナンスで同期させましょう。

あなたのサイトのllms.txt設定をチェック

URLを入力するだけで、llms.txtの設置状況・構造化データ・SEOスコアを無料で診断します。AI検索対策の状況を今すぐ確認しましょう。

よくある質問

llms.txtは本当に効果がある?
現時点では引用数増加の明確なエビデンスはありません。ただしAI検索の標準化が急速に進む中で、先行設置には対応コストが低い割にリターンが大きいメリットがあります。llmstxt.orgの仕様が業界標準として定着する前に設置しておくことを推奨します。
robots.txtとの違いは何ですか?
robots.txtはクローラーのアクセスを制御するためのファイルです。一方llms.txtは、AIがサイトの内容を正しく理解できるよう、サイト情報をMarkdown形式で要約して提供するファイルです。どちらもルートディレクトリに配置しますが、目的と用途がまったく異なります。
llms.txtとllms-full.txtの違いは?
llms.txtはAIエージェントが最初に参照するナビゲーション用の概要ファイルです。llms-full.txtはサイト内の全ドキュメントを包括的にまとめた完全版です。まずllms.txtを設置し、必要に応じてllms-full.txtも用意するのがベストプラクティスです。
どのAIがllms.txtを参照していますか?
主要なAIプラットフォーム(ChatGPT・Perplexity・Gemini)が公式にllms.txtを参照していることは現時点で確認されていません。ただし、Model Context Protocol(MCP)対応のAIエージェントがllms.txtを参照する動きが広がっており、今後の標準化が期待されています。
WordPressでllms.txtを設置するには?
方法は2つあります。1つ目はFTPまたはファイルマネージャーでWordPressのルートディレクトリ(wp-config.phpと同じ場所)に直接llms.txtファイルをアップロードする方法です。2つ目は「LLMs.txt for WordPress」などの専用プラグインを使用する方法です。プラグインを使うとサイトの更新に合わせて自動更新できます。