構造化データとは?
構造化データとは、Webページのコンテンツを検索エンジンが機械的に理解できる形式で記述するマークアップです。schema.org(Google・Microsoft・Yahoo!・Yandexが共同で設立した語彙の標準化団体)が定義した語彙を使い、ページの「種類」や「属性」を明示します。
記述形式にはJSON-LD・Microdata・RDFaの3種類がありますが、Googleは管理のしやすさからJSON-LD形式を推奨しています。JSON-LDはHTMLのコンテンツ部分を変更せず、独立した<script>タグで記述できるのが特徴です。
/* JSON-LDの基本構造 */
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "Article",
"headline": "ページのタイトル",
"author": {
"@type": "Person",
"name": "著者名"
},
"datePublished": "2026-04-25"
}
</script>なぜ構造化データが重要なのか?
構造化データを正しく実装すると、Googleの検索結果にリッチリザルトが表示される場合があります。リッチリザルトとは、通常の青いリンク表示を超えた視覚的に豊かな検索結果です。FAQのアコーディオン展開・星評価・パンくずリスト・価格情報などが表示され、クリック率が大幅に向上します。
+20〜30%
リッチリザルト表示時のCTR向上率(業界平均)
約35%
構造化データを正しく実装しているサイトの割合
3種類
GoogleがサポートするJSON-LD・Microdata・RDFa
主要なSchema.orgタイプ一覧
schema.orgには数百種類のタイプが定義されていますが、SEO目的で特に重要な6つのタイプを解説します。それぞれのタイプで検索結果への表示効果が異なります。
| タイプ | 用途 | 検索表示効果 |
|---|---|---|
| FAQPage | よくある質問ページ | 検索結果でQ&Aが展開表示される |
| Article | ブログ記事・ニュース | 著者・公開日・サムネが表示される |
| Product | 商品ページ | 価格・評価・在庫状況が表示される |
| BreadcrumbList | パンくずナビ | URLの代わりにパスが表示される |
| Organization | 会社・団体情報 | Knowledge Panelに情報が掲載される |
| LocalBusiness | 店舗・ローカルビジネス | Googleマップ・ローカル検索に表示 |
JSON-LDの書き方(FAQPageの実装例)
FAQPageは最も導入効果が高いタイプの一つです。実装すると検索結果でQ&Aがアコーディオン展開され、ページが占める面積が大きくなりCTR向上が見込めます。以下は基本的な実装例です。
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "FAQPage",
"mainEntity": [
{
"@type": "Question",
"name": "構造化データとは何ですか?",
"acceptedAnswer": {
"@type": "Answer",
"text": "構造化データとは、Webページの内容を検索エンジンが理解しやすい形式で記述するマークアップです。"
}
},
{
"@type": "Question",
"name": "JSON-LDはどこに書けばいいですか?",
"acceptedAnswer": {
"@type": "Answer",
"text": "HTMLの<head>内に<script type=\"application/ld+json\">タグで記述します。"
}
}
]
}
</script>注意: FAQPageのQ&AはページのHTMLに実際に表示されている内容と一致している必要があります。隠れたコンテンツや、ページに存在しないQ&Aを記述するとGoogleのガイドライン違反になります。
よくある失敗パターン
@contextの記述忘れ
JSON-LDの先頭に "@context": "https://schema.org" がないと、Googleは語彙の名前空間を認識できずエラーになります。必ずすべてのJSON-LDブロックに記述してください。
ページ内容と構造化データが不一致
構造化データに記述した情報(価格・評価・FAQ)がページに実際に表示されていない場合、Googleのガイドライン違反になります。Manual Actionを受けるリスクがあります。
必須プロパティの不足
schema.orgの各タイプには必須プロパティがあります。例えばProductには"name"が必須です。Googleのリッチリザルトテストでチェックしてから公開しましょう。
JSONの構文エラー
カンマの付け忘れ・波括弧の閉じ忘れ・引用符の不一致などのJSON構文エラーは、構造化データ全体が無効になります。バリデーターで必ず確認してください。