SEOガイド

構造化データ(JSON-LD)の書き方

schema.orgの語彙を使ったJSON-LDの記述方法から、よくある失敗パターン・主要タイプの使い分けまで解説します。チェックツールで実装状況を無料診断できます。

5分で読める2026-04-25

構造化データとは?

構造化データとは、Webページのコンテンツを検索エンジンが機械的に理解できる形式で記述するマークアップです。schema.org(Google・Microsoft・Yahoo!・Yandexが共同で設立した語彙の標準化団体)が定義した語彙を使い、ページの「種類」や「属性」を明示します。

記述形式にはJSON-LD・Microdata・RDFaの3種類がありますが、Googleは管理のしやすさからJSON-LD形式を推奨しています。JSON-LDはHTMLのコンテンツ部分を変更せず、独立した<script>タグで記述できるのが特徴です。

/* JSON-LDの基本構造 */

<script type="application/ld+json">
{
  "@context": "https://schema.org",
  "@type": "Article",
  "headline": "ページのタイトル",
  "author": {
    "@type": "Person",
    "name": "著者名"
  },
  "datePublished": "2026-04-25"
}
</script>

なぜ構造化データが重要なのか?

構造化データを正しく実装すると、Googleの検索結果にリッチリザルトが表示される場合があります。リッチリザルトとは、通常の青いリンク表示を超えた視覚的に豊かな検索結果です。FAQのアコーディオン展開・星評価・パンくずリスト・価格情報などが表示され、クリック率が大幅に向上します。

+20〜30%

リッチリザルト表示時のCTR向上率(業界平均)

約35%

構造化データを正しく実装しているサイトの割合

3種類

GoogleがサポートするJSON-LD・Microdata・RDFa

主要なSchema.orgタイプ一覧

schema.orgには数百種類のタイプが定義されていますが、SEO目的で特に重要な6つのタイプを解説します。それぞれのタイプで検索結果への表示効果が異なります。

タイプ用途検索表示効果
FAQPageよくある質問ページ検索結果でQ&Aが展開表示される
Articleブログ記事・ニュース著者・公開日・サムネが表示される
Product商品ページ価格・評価・在庫状況が表示される
BreadcrumbListパンくずナビURLの代わりにパスが表示される
Organization会社・団体情報Knowledge Panelに情報が掲載される
LocalBusiness店舗・ローカルビジネスGoogleマップ・ローカル検索に表示

JSON-LDの書き方(FAQPageの実装例)

FAQPageは最も導入効果が高いタイプの一つです。実装すると検索結果でQ&Aがアコーディオン展開され、ページが占める面積が大きくなりCTR向上が見込めます。以下は基本的な実装例です。

<script type="application/ld+json">
{
  "@context": "https://schema.org",
  "@type": "FAQPage",
  "mainEntity": [
    {
      "@type": "Question",
      "name": "構造化データとは何ですか?",
      "acceptedAnswer": {
        "@type": "Answer",
        "text": "構造化データとは、Webページの内容を検索エンジンが理解しやすい形式で記述するマークアップです。"
      }
    },
    {
      "@type": "Question",
      "name": "JSON-LDはどこに書けばいいですか?",
      "acceptedAnswer": {
        "@type": "Answer",
        "text": "HTMLの<head>内に<script type=\"application/ld+json\">タグで記述します。"
      }
    }
  ]
}
</script>

注意: FAQPageのQ&AはページのHTMLに実際に表示されている内容と一致している必要があります。隠れたコンテンツや、ページに存在しないQ&Aを記述するとGoogleのガイドライン違反になります。

よくある失敗パターン

@contextの記述忘れ

JSON-LDの先頭に "@context": "https://schema.org" がないと、Googleは語彙の名前空間を認識できずエラーになります。必ずすべてのJSON-LDブロックに記述してください。

ページ内容と構造化データが不一致

構造化データに記述した情報(価格・評価・FAQ)がページに実際に表示されていない場合、Googleのガイドライン違反になります。Manual Actionを受けるリスクがあります。

必須プロパティの不足

schema.orgの各タイプには必須プロパティがあります。例えばProductには"name"が必須です。Googleのリッチリザルトテストでチェックしてから公開しましょう。

JSONの構文エラー

カンマの付け忘れ・波括弧の閉じ忘れ・引用符の不一致などのJSON構文エラーは、構造化データ全体が無効になります。バリデーターで必ず確認してください。

あなたのサイトの構造化データをチェック

URLを入力するだけで、構造化データの実装状況・不足しているタイプ・エラーを無料で診断します。title・meta description・OGPも同時にチェック。

よくある質問

構造化データとは何ですか?
構造化データとは、Webページの内容を検索エンジンが理解しやすい形式で記述するためのマークアップです。schema.orgで定義された語彙を使い、JSON-LD・Microdata・RDFaなどの形式で記述できます。Googleは特にJSON-LD形式を推奨しています。正しく実装すると、検索結果にリッチリザルト(スター評価・FAQ展開・パンくずリストなど)が表示される場合があります。
JSON-LDはHTMLのどこに書けばいいですか?
GoogleはJSON-LDを<head>または<body>内に記述することを認めています。ただし、管理のしやすさからNext.jsやWordPressでは<head>内に挿入するケースが一般的です。<script type="application/ld+json">タグで囲んで記述します。複数のJSON-LDを同じページに記述することも可能です。
構造化データを入れるとSEOに効果がありますか?
構造化データ自体は直接のランキング要因ではありませんが、リッチリザルトが表示されるとCTR(クリック率)が大幅に向上します。特にFAQのアコーディオン展開やパンくずリスト表示は、検索結果での視認性を高めます。またGoogleがページのコンテンツを正確に理解しやすくなるため、E-E-A-Tの観点からも有利です。
Googleのリッチリザルトテストで「エラー」が出たらどうすればいいですか?
エラーの種類によって対応が異なります。「必須プロパティがない」場合は該当プロパティを追加してください。「JSONの構文エラー」の場合はJSONの構文(カンマ・波括弧・引用符)を確認してください。「@contextがない」場合はJSONの先頭に "@context": "https://schema.org" を追加してください。また、構造化データの内容がページに実際に表示されている内容と一致しているかも確認が必要です。
WordPressサイトで構造化データを設定するには?
WordPressでは、RankMath・Yoast SEO・Schema ProなどのSEOプラグインを使うと、プラグインの設定画面からGUIで構造化データを設定できます。手動でJSON-LDを追加したい場合は、wp_head()フックやfunctions.phpにwp_enqueue_script()で挿入するか、テーマのheader.phpに直接記述します。カスタマイズの自由度が高いのは手動実装ですが、管理のしやすさではプラグインが有利です。