共起語は、狙う語で上位に出ている同じ検索意図の記事を5件前後選び、自分のページと一緒に共起語ツールで比べて調べます。表の上位はテーマ語・汎用語・社名やメニューの語で埋まるので、それを消し、残った語を話題にまとめます。そのうえで、自分のページにその話題の節があるかを見ます。語の回数を合わせる必要はありません。Googleは、キーワードを不自然に繰り返すことをスパムとしています。
共起語とは何か、Googleはどう扱っているか
共起語は、ある語と同じ文章の中によく一緒に出てくる語のことです。SEOでは「狙う語で上位に出ているページによく出てくる語」の意味で使われます。Googleの文書に「共起語」という言葉は出てきません。順位の要因として名前が挙がっているものではない、という前提から始めます。
そのうえで、Googleが説明していることは3つです。1つ目は、検索の仕組みの説明で、関連性のいちばん基本の手がかりは検索語と同じ語がページにあることで、さらに、犬の検索なら犬の写真や動画、犬種の一覧のように、キーワード以外の関連する内容があるかも見ている、としていること。2つ目は、スパムに関するポリシーで、順位を操作する目的でキーワードを詰め込むことや、不自然に感じるほど同じ語を繰り返すことをキーワードの乱用としていること。3つ目は、役に立つコンテンツの説明で、Googleに好まれる文字数は無いとしたうえで、そのテーマについて十分で網羅的な説明になっているかを問いかけていることです。
判断の軸はここから決まります。共起語は「上位ページがどんな話題を扱っているか」を知る手がかりとして使い、入れる語の数や回数の目標にはしません。話題が欠けていれば説明を足す。語が足りないだけなら何もしない。この記事の手順は、すべてこの線引きに沿っています。
共起語の調べ方:5つの手順
1. 狙う語で検索し、同じ検索意図の記事を5件前後選ぶ
上位から順に見て、自分が書く記事と同じ答え方をしているページだけを選びます。ツールのページ、公式ドキュメント、製品のマニュアル、ECの商品ページは外します。答え方が違うページを混ぜると、その分の語が表に紛れ込みます。
2. 選んだURLと自分のページを、まとめて比較にかける
自分のページも必ず入れます。上位ページだけを並べても、自分に何が足りないかは分かりません。ディレベースの共起語比較は1回に10件まで入れられ、語ごとにページ別の出現回数と合計を表にします。
3. 情報にならない語を消す
消すのは4種類です。①全ページに出るテーマ語(狙う語そのもの)②「場合」「必要」「以下」などの汎用語 ③社名・メニュー・コラム一覧・採用情報などページの外枠から来た語 ④コード例やURL例から来た語(www・com・exampleなど)。表の上の方はたいていこの4種類で埋まります。
4. 残った語を「話題」にまとめる
「動画」「画像」「ニュース」なら「画像・動画のサイトマップ」、「プラグイン」「wordpress」なら「WordPressでの作り方」のように、語を見出しにできる話題へまとめます。語を1つずつ追うのではなく、どんな節が上位ページにあるかを読み取ります。
5. 自分のページにその話題の節があるかを見て、足すかを決める
判断するのは語の回数ではなく、節の有無です。話題が無ければ、読者に必要かを考えてから説明を足します。話題はあるのに語が表に出ていないだけなら、何もしません。ページが短いと、同じ話題でも回数が少なく出るためです。
手順1で集めるページは、見出しの比較にもそのまま使えます。見出しで構成を比べる方法はSEO記事の構成の作り方に、狙う語の選び方はサジェストキーワードの使い方にまとめています。
実測:「xml サイトマップ」の上位5ページと自社記事を比べた
2026年10月30日、Googleで「xml サイトマップ」を検索し、解説記事5件(A〜E)を選びました。外したのは、生成ツールのサイト、製品マニュアル、Googleの公式ドキュメントです。この5件と、このサイトのXMLサイトマップの記事(そのクエリで90位前後)を、ディレベースの共起語比較にかけました(Proプラン。各ページの上位50語が対象)。
| 出たページ数 | 語数 | 主な語 | 読み取れること |
|---|---|---|---|
| 5ページすべて | 9語 | サイトマップ・xml・sitemap・ページ・検索・エンジン・google・seo・場合 | 狙う語そのものと汎用語。自社記事にもすべて入っていた |
| 4ページ | 7語 | url・設定・サイト・必要・記事・ファイル・作成 | 基本の話題(作り方・設定)+汎用語 |
| 3ページ | 14語 | タグ・クロール・クローラー・インデックス・役割・ツール・プラグイン・登録 ほか汎用語6語 | 基本の話題(仕組み・ツール・Search Consoleへの登録) |
| 2ページ | 22語 | 動画・ニュース・更新頻度・自動作成・wordpress・送信 など | 切り口が分かれるところ |
| 1ページだけ | 91語 | 社名・コラム一覧・採用情報・コード例の語 など | そのページの個性か、外枠のノイズ |
5ページ合わせて143語。全ページに出た9語はテーマ語と「場合」だけで、ここから得られる情報はありませんでした。いちばん短いページD(本文と外枠を合わせて約2,900字)は、上位50語のうち28語が社名・コラム一覧・採用情報・汎用語で、本文の話題より外枠の語が多く出ていました。逆にいちばん長いページA(約31,000字)は、コード例から来た www・com・example が上位に並びました。共起語の表は、話題の網羅だけでなく、ページの長さと書き方もそのまま映します。
自社記事は、3ページ以上に出た30語のうち11語が上位50語に入っていませんでした。ただし話題を表す語は「作成」「登録」「ツール」「役割」の4つで、本文を数えると「作成」「登録」「ツール」は各5回出ていました。作り方・Search Consoleへの送信・ツールの節はすでにあります。足りなく見えたのは、本文が約6,100字と短く、回数が上位50に届かなかったためです。ここは何も足しません。
足す候補になったのは、2ページ(AとC)に出た「動画」「ニュース」と、Aだけに出た「画像」です。画像・動画・ニュース用のサイトマップの話題で、自社記事には節がありません。ただ、このサイトの読者はWeb制作の実務者で、多くのサイトには不要な拡張です。次に手を入れるときに「どんなサイトに要るか」だけを短く足す候補にしました。一方、自社記事だけに出た語は lastmod・priority・changefreq・Search Console などで、これは lastmod の信頼性や priority・changefreq の扱いといった、タグごとの細かい判断を書いたこの記事の切り口です。上位ページに寄せて削ることはしません。
この比較では、自社記事の語に「quot」が出ていました。HTMLの文字参照(")を語として数えていたためで、ページBでも「amp」が20回と数えられていました。ツール側の不具合として、2026年10月30日に文字参照を元の文字に戻してから数えるよう直しています。表の語を読むときも、意味の通らない語は疑ってください。
語の出方で、足すか足さないかを決める
| 出方 | 意味 | どうする |
|---|---|---|
| 全ページに出る | テーマ語。入っていて当然 | 何もしない。回数を合わせない |
| 3〜4ページに出る | その検索で期待されている基本の話題 | 自分のページに節が無ければ、説明を足す |
| 2ページに出る | 上位ページの間で切り口が分かれるところ | 自分の読者に必要なときだけ1節足す |
| 1ページだけに出る | そのページの個性か、外枠のノイズ | 真似しない |
| 自分のページだけに出る | 自分の記事の切り口 | 消さない。上位ページに寄せて削ると、違いが無くなる |
足すと決めた話題は、既存の記事に節として加えるのが先です。新しい記事を立てると、同じ検索で自分のページ同士が食い合うことがあります。既存記事を書き直す手順は記事リライトの進め方に、検索意図の見分け方は検索意図の調べ方にあります。
共起語で、よくある間違い
- 上位ページの回数に合わせて、同じ語を書き足す。話題は増えず、不自然な繰り返しだけが増える
- 上位10件をそのまま入れる。ツールや公式ドキュメント、マニュアルが混ざり、記事として比べる意味が薄れる
- 自分のページを入れずに比べる。上位ページの共通語は分かっても、自分に何が足りないかは分からない
- 長いページの語を「重要な語」と読む。回数の多さはページの長さとコード例の量を映しているだけのことがある
- 自分だけにある語を削る。上位ページとの違いこそ、その記事を読む理由になる
関連ツール
出典(2026年10月30日に確認)
よくある質問
共起語を入れると順位は上がりますか?▾
共起語は何回入れればいいですか?▾
比べるページは何件がいいですか?▾
表の上位に「場合」「必要」や社名ばかり出ます。▾
上位ページに出て、自分のページに出ない語は全部足すべきですか?▾
共起語とLSIキーワードは違いますか?▾
上位ページと自分の記事を、1つの表で比べる
URLを10件まで入れると、語ごとにページ別の回数と合計を並べます。見出し抽出と合わせれば、上位ページにある節と自分の記事の差がそのまま見えます。共起語比較と見出し抽出はEntryプラン以上で使えます。
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この記事を書いた人
今井政和SEOディレクター / フロントエンド開発者
Web業界20年以上の経験を持つSEOディレクター。ディレベースの開発者。WordPress公式プラグイン「ORECTIC SEO CHECK」作者。著書に「三方良しで勝つ 江戸商人に学ぶ現代WEB戦略」。
@imai_directorあわせて読みたい
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