SEOガイド

検出 - インデックス未登録
クロールされない時の確かめ方

Search Consoleで新しい記事が「検出 - インデックス未登録」のまま動かない。よく似た3つの状態の見分け方と、確かめる順番を、このサイトで実際に起きていた例を使って説明します。

7分で読める2026-10-19

「検出 - インデックス未登録」は、GoogleがURLを見つけたもののまだクロールしていない状態です。Googleは、サイトに負荷をかけないようクロールを後回しにしたと説明しています。この段階ではページの中身は読まれていないので、直すべきは中身より「発見の経路」です。サイトマップに入っているかを確かめ、最近クロールされたページから新しい記事へリンクを張り、急ぐURLだけURL検査で登録をリクエストします。Indexing APIはブログ記事には使えません。

よく似た3つの状態:打ち手はそれぞれ違う

インデックスされていないページには、Search Consoleで似た表示が3つあります。違いはURL検査の「最終クロール」の欄で見分けられます。

表示意味最終クロール次にやること
URL が Google に認識されていませんGoogleがまだそのページの存在を知らないなしサイトマップに入っているか、どこかからリンクされているかを確かめる
検出 - インデックス未登録存在は知っているが、まだクロールしていない。Googleはクロールを後回しにした空欄よくクロールされるページからリンクを張る。数本だけ登録をリクエストする
クロール済み - インデックス未登録クロールはしたが、インデックスに入れなかった日付ありページの中身を見直す。再送信は不要とGoogleは説明している

Googleのヘルプは「検出 - インデックス未登録」について、クロールしようとしたがサイトに負荷がかかると判断して予定を組み直した、だから最終クロール日が空欄になる、と説明しています。「クロール済み - インデックス未登録」は、将来登録されることもあり、再送信は不要としています。

実例:このサイトの新しい記事は、2週間クロールされていなかった

2026年10月19日に、このサイト(ディレベース)の最近の記事をURL検査で確かめた結果です。

記事状態最終クロール
9月28日公開の記事(日本語・英語)登録済み10月1日
10月5日〜16日に公開した4本(日本語・英語の8URL)未認識が4・検出が48URLとも空欄
8月11日公開の記事のうち1本(日本語)検出空欄(公開から2か月以上)
同じ8月11日公開の別の2本登録済み8月23日・9月10日

記事そのものより先に、記事へのリンクを持つページがいつ読まれたかを調べました。

  • トップページ:最終クロール 10月2日。個別の記事へのリンクは無かった
  • 記事一覧ページ:最終クロール 8月18日。新しい記事はここに載っているが、Googleはその後の一覧を見ていない
  • サイトマップ:最終読み込み 10月16日。新しい記事のURLと正しいlastmodが入っていた

つまり、新しい記事へ辿れる道は、サイトマップと、ほかの記事の関連記事欄だけでした。ところが、確かめたほかの記事も、最終クロールは多くが9月中旬以前でした。Googleが一番よく読みに来るトップページには、個別の記事へのリンクがありませんでした。

同じ日に公開した3本のうち1本だけが2か月以上「検出」のままなのは、ページの中身が読まれる前の段階で優先度が分かれたことを示しています。中身を書き直しても、読まれていなければ評価のしようがありません。

確かめる順番:5つの手順

  1. 1. URL検査で、3つの状態のどれかと最終クロール日を見る

    Search ConsoleのURL検査にURLを入れ、「ページのインデックス登録」の欄を見ます。状態によって打ち手が違うので、ここを最初に分けます。「最終クロール」が空欄なら、まだ一度も読まれていません。

  2. 2. サイトマップに入っているか、最終読み込み日はいつか

    サイトマップのURLを開き、記事のURLとlastmod(最終更新日)が入っているかを確かめます。Search Consoleの「サイトマップ」で最終読み込み日も見ます。ただし当サイトの例のように、サイトマップが読まれても、すぐにクロールされるとは限りません。

  3. 3. クロールされたときに弾かれる設定が無いか

    「検出」の段階ではまだ読まれていないので、ページの中身は原因ではありません。それでも、登録をリクエストする前に、robots.txtで止めていないか、noindex(metaタグかHTTPヘッダーのX-Robots-Tag)が付いていないかを確かめます。付いていると、クロールされた時点で除外されます。

  4. 4. よくクロールされるページから、リンクが届いているか

    トップページやカテゴリの一覧もURL検査にかけ、最終クロール日を見ます。新しい記事の公開日より前なら、そのページからのリンクはGoogleにまだ届いていません。最近クロールされたページから、新しい記事へリンクを張ります。

  5. 5. 優先したいURLだけ、インデックス登録をリクエストする

    URL検査の「インデックス登録をリクエスト」は1件ずつで、回数に上限があります。同じURLを何度送っても早くはならず、登録される保証もありません。全部を送るのではなく、急ぐ数本に絞ります。

サイトマップの書き方はXMLサイトマップの作り方、robots.txtの確認はrobots.txtの書き方、リンクの張り方は内部リンクの最適化にまとめています。

ページ側に問題が無いことを、ツールで先に確かめる

クロールされていない記事のうち1本(10月5日公開)を、ディレベースのSEOチェック(未ログイン=無料プラン・上限83点)にかけた結果は75点でした。canonicalは設定済み、h1は1つ、本文は約7,400字、内部リンクは36件で、0点の項目はありませんでした。

判断はこうなります。ページの基本に欠けがないなら、「検出」から動かない理由はページの中ではなく、Googleがそのページに辿り着く道と、サイト全体をどれだけ読みに来るかの側にある。だから手を入れるのは、記事の書き直しではなくリンクの経路です。

なお、ディレベースのSEOチェックは2026年10月19日時点でnoindexの有無を採点していません。noindexはURL検査の結果か、ページのソースとHTTPヘッダーで確かめてください。

効かない対処

Indexing APIで送る

Indexing APIは、求人(JobPosting)とライブ配信(VideoObjectに入れたBroadcastEvent)のページにしか使えません。2026年10月16日に上限のページが更新され、既定の送信数は1日200件と書かれていますが、ブログ記事には対象外です。

クロールバジェットの問題だと考える

Googleのクロールバジェットのガイドは、100万ページ以上のサイトや、1万ページ以上で毎日内容が変わるサイト向けです。数十ページのサイトで「検出」が続くなら、ページ数の問題ではありません。Googleがそのサイトをどれだけクロールしたいか(人気・更新頻度・品質)の側を見ます。

記事を増やして埋める

クロールされない記事が多いうちに記事を足しても、同じ「検出」の行が増えるだけです。新しい記事を、すでにクロールされているページの中から辿れるようにする方が先です。

このサイトでやったこと

2026年10月19日に、トップページの下部へ新しい記事6本へのリンクを置きました。トップページは記事一覧よりはるかに頻繁にクロールされているので、次にトップページが読まれた時点で、新しい記事への道がGoogleに届きます。

これで「検出」から動くかどうかは、まだ分かりません。11月上旬にもう一度URL検査をかけ、結果をこの記事に追記します。効果は順位ではなく、まず最終クロール日が埋まるかで判断します。

関連ツール

出典(2026年10月19日に確認)

よくある質問

「検出 - インデックス未登録」はどのくらいで解消しますか?▾
決まった期間はありません。Googleは、クロールには数日から数週間かかることがあり、依頼しても登録される保証はないとしています。このサイトでは9月28日公開の記事が3日でクロールされた一方、10月5日以降の記事は2週間たってもクロールされず、8月公開の1本は2か月以上この状態のままでした。待つだけでなく、リンクの経路を見直します。
「クロール済み - インデックス未登録」とは何が違いますか?▾
「検出」はまだ一度もクロールされていない状態で、URL検査の最終クロール日が空欄です。「クロール済み」はページを読んだうえで登録しなかった状態で、日付が入っています。前者はリンクやサイトマップなど発見の経路を、後者はページの中身を見直します。
インデックス登録をリクエストすれば解決しますか?▾
早まることはありますが、保証はありません。URL検査からのリクエストは1件ずつで回数に上限があり、同じURLを何度送っても早くはならないとGoogleは説明しています。急ぐ数本に絞り、あわせてよくクロールされるページからのリンクを用意します。
Indexing APIを使えばブログ記事もすぐ登録されますか?▾
使えません。Indexing APIの対象は、求人(JobPosting)とライブ配信(VideoObjectに入れたBroadcastEvent)のページだけです。2026年10月16日に割り当てのページが更新されましたが、対象の範囲は変わっていません。
小さなサイトでもクロールバジェットが原因になりますか?▾
Googleのクロールバジェットのガイドは、100万ページ以上のサイトや、1万ページ以上で毎日内容が変わるサイト向けです。数十ページのサイトで「検出」が続くなら、ページ数より、Googleがそのサイトをどれだけクロールしたいか(人気・更新頻度・品質)と、新しいページへのリンクの経路を見直します。

まず、ページ側に欠けが無いかを確かめる

URLを入れるだけで、canonical・見出し・内部リンクなどの項目ごとの点数と直し方が分かります。欠けが無ければ、次はリンクの経路を見直します。

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今井政和

この記事を書いた人

今井政和

SEOディレクター / フロントエンド開発者

Web業界20年以上の経験を持つSEOディレクター。ディレベースの開発者。WordPress公式プラグイン「ORECTIC SEO CHECK」作者。著書に「三方良しで勝つ 江戸商人に学ぶ現代WEB戦略」。

@imai_director

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