SEOガイド

検索ボリュームの調べ方
AIの候補を数字で確かめる

キーワードプランナーで検索ボリュームを調べる手順と、出てきた数字の読み方をまとめました。生成AIに出させたキーワード候補20語を実際に確かめた結果と、数字を記事選びに使う目安もあわせて載せています。

9分で読める2026-11-06

検索ボリュームは、Googleキーワードプランナー(Google広告の中の無料ツール)の「検索のボリュームと予測のデータを確認する」に語を入れると、月間平均の検索数で分かります。この数字は、表記ゆれをまとめた12か月平均の概数で、検索が少なすぎる語は「—」になります。伸びはGoogleトレンド、実際に打たれている組み合わせはサジェストで補い、記事にするかは数字の大きさだけでなく「上位10件より役立つものを書けるか」で決めます。

検索ボリュームの調べ方と、それぞれで分かること

Googleの無料ツールで検索された回数そのものを出せるのは、キーワードプランナーだけです。トレンド・サジェスト・Search Consoleは回数ではなく、伸びや言い回し、自分のページの出方を見るものなので、組み合わせて使います。

調べ方分かること気をつけること
Googleキーワードプランナー月間平均の検索数(12か月平均・表記ゆれをまとめた概数)、3か月・前年比の推移、広告の競合性少ない語は「—」。アカウントによって幅(100〜1,000など)で出る
Googleトレンド検索の伸び・季節性・急上昇の関連語0〜100の相対値で、回数は分からない。少ない語はデータが出ない
Googleのサジェスト実際に打たれている語の組み合わせ(悩みを表す語)回数は分からない。表示されるのは上位10件ほどだけ
Search Console自分のページがその語で出た回数と順位自分のページが出た分だけ。順位が低いと検索数のごく一部しか表示されない
外部のキーワードツールサジェストの一括取得と、検索数のまとめて表示検索数の元データはツールごとに違う。どのデータかを確かめて使う

キーワードプランナーで調べる手順

  1. Google広告にログインし、「ツール」→「キーワードプランナー」を開く
  2. 「検索のボリュームと予測のデータを確認する」を選ぶ(関連語を広げたいときは「新しいキーワードを見つける」)
  3. 語を1行に1つ、またはカンマ区切りで入れて「開始する」を押す
  4. 画面上部で地域(日本)・言語・期間を確かめる。既定は直近12か月
  5. 「月間平均検索ボリューム」「3か月の推移」「前年比の推移」の3列をあわせて読む

アカウントによっては、1語ごとの数字ではなく「100〜1,000」のような幅で表示されます。当社のアカウントでも幅で出ていた時期と、1語ごとの数字が出る時期がありました(この記事の数字は、2026年11月6日に1語ごとの数字で出たものです)。どちらになるかの条件は、Google広告の公式ヘルプには書かれていません。幅で出るときは下限で考えます。

数字の読み方:3つの落とし穴

① 表記ゆれをまとめた数字である

Googleは、月間平均検索ボリュームを「キーワードとその類似パターンが検索された平均回数」と説明しています。言い回しの違う語を別々に入れて足し合わせると、同じ検索を二重に数えることがあります。

② 12か月の平均である

既定では直近12か月の平均です。たとえば「キーワード選定」は月平均320でしたが、3か月の推移は−21%、前年比は−88%でした(2026年11月6日・日本・2025年10月〜2026年9月)。平均だけを見ると、減っている最中の語を「需要がある」と読み違えます。

③「—」はゼロではない

Googleは、検索ボリュームが非常に少ない語と、デリケートな話題とみなした語は対象外にすると説明しています。「—」は「出せる数字がない」という意味で、検索がまったく無いとは限りません。次の実測で、その例が出てきます。

実測:AIが出したキーワード候補20語を確かめた

2026年11月6日、この記事の作成に使った生成AIに、データを渡さずに「キーワード選定」の記事で狙う語の候補を20個出させました。それをキーワードプランナー(日本・Google・2025年10月〜2026年9月)と、Googleのサジェストで確かめた結果です。サジェストの列は、末尾の語を除いた語(たとえば「キーワード選定」)を入れたときの候補に、その語が出たかどうかです。

AIが出した候補月間平均サジェスト
検索ボリューム 調べ方880—
キーワード選定 やり方70出た
検索ボリューム 目安50出た
キーワード選定 初心者40出た
ロングテールキーワード 探し方40—
キーワード選定 ツール 無料20出た
キーワード選定 コツ20—
キーワード選定 ai10出た
キーワード選定 chatgpt10—
キーワード選定 ブログ10—
キーワード選定 手順10—
キーワード選定 ロングテール10—
キーワード選定 プロンプト—出た
キーワード選定 失敗——
キーワード選定 検索意図——
キーワード選定 競合——
キーワード選定 優先順位——
キーワード選定 エクセル——
キーワード 難易度 調べ方——
ビッグキーワード ミドルキーワード 違い——
  • 20語のうち8語(40%)はキーワードプランナーで「—」。数字が出た12語も、月100以上は1語だけだった
  • いちばん多かった「検索ボリューム 調べ方」(月880)は、「キーワード選定 〇〇」の形ではなかった。AIは親の語に言葉を足した組み合わせを多く出すが、需要の柱は親の語の外にあった
  • 「キーワード選定 プロンプト」は「—」だったが、サジェストには出た。数字に出るほど多くはないが、実際に打たれている語
  • 逆に、月880の「検索ボリューム 調べ方」は「検索ボリューム」のサジェストの上位には出なかった。サジェストは上位10件ほどしか出ないため、出ない語に需要が無いとも言えない

判断:AIは「ありそうな組み合わせ」を出すのは得意ですが、それが検索されているかは別の話です。AIは候補を広げる係にして、検索数を答えさせない。数字はキーワードプランナーで、言い回しはサジェストで確かめ、2つが食い違う語はGoogleトレンドで伸びを見る、という順番で使うと読み違えが減ります。この記事のタイトルの主な語も、この確認で「キーワード選定」から「検索ボリューム 調べ方」へ変えました。

検索ボリュームの目安:数字を記事選びに使うとき

数字どう扱うか
月100以上記事の主な語の候補。上位10件に大手やツールが並ぶなら、手順や判断で答えが出る具体的な語へ寄せる
月10〜100読者の悩みが具体的なら1本の記事にする価値がある。同じ答えになる語をまとめて1ページで受ける
「—」だがサジェストに出る新しい言い回しや、数字に出るほどまだ多くない語の可能性。Googleトレンドで伸びを見てから、記事の見出しの1つにするか決める
「—」でサジェストにも出ない単独の記事にはしない。必要な内容なら、近い語の記事の見出しやFAQで受ける

数字より先に見るのが、検索結果の上位10件です。同じ語で何が上位にあり、どこが足りないか(一次情報・実際に試した結果・判断の基準)を見て、それより役立つものを書けるときだけ書きます。記事にした後は、Search Consoleでその語の表示と順位を見ます。キーワードプランナーとSearch Consoleの数字が合わないのは、片方が検索された回数、もう片方が自分のページが出た回数だからです。

集めた語のまとめ方と、1ページで受ける語の決め方はサジェストキーワードの使い方、語の裏にある目的の読み方は検索意図の4分類と調べ方にまとめています。

よくある間違い

  • AIが答えた検索数をそのまま使う。どのデータのいつの値かを確かめられない。候補を広げるのに使い、数字はキーワードプランナーで確かめる
  • 「—」を「検索ゼロ」と読む。少なすぎる語やデリケートな語は対象外になるだけで、サジェストに出ている語もある
  • 12か月平均だけを見る。平均は高くても直近で減っている語がある。3か月の推移と前年比も一緒に見る
  • 幅で出たときの前年比(±900%など)を決め手にする。幅の境目をまたいだだけの見かけの数字のことがある
  • 検索数の大きい順に書く。大きな語ほど上位は大手で埋まっている。上位10件を見て、それより役立つものを書けるかを先に確かめる

関連ツール

出典(2026年11月6日に確認)

よくある質問

検索ボリュームは無料で調べられますか?▾
調べられます。Googleキーワードプランナー(Google広告の中の無料ツール)の「検索のボリュームと予測のデータを確認する」に語を入れると、月間平均の検索数が出ます。Google広告のアカウントにログインして使います。伸びているかはGoogleトレンド、実際に打たれている組み合わせはGoogleのサジェストで無料で確かめられます。
キーワードプランナーの検索ボリュームが「100〜1,000」のような幅で出るのはなぜですか?▾
アカウントによって、1語ごとの数字ではなく幅で表示されることがあります。当社のアカウントでも幅で出ていた時期と、1語ごとの数字が出る時期がありました。どちらになるかの条件は、Google広告の公式ヘルプには書かれていません。幅で出るときは、記事選びでは幅の下限で考え、前年比の大きな数字は幅の境目をまたいだだけの場合があるので決め手にしないのが安全です。
検索ボリュームが「—」の語は、誰も検索していないということですか?▾
そうとは限りません。Googleは、検索ボリュームが非常に少ない語や、デリケートな話題とみなした語は対象外にすると説明しています。当社が確かめた例では、「キーワード選定 プロンプト」はキーワードプランナーで「—」でしたが、「キーワード選定」と打ったときのGoogleのサジェストには出ていました。「—」の語はサジェストとGoogleトレンドでも確かめてから判断します。
検索ボリュームがいくつあれば記事にする価値がありますか?▾
目安として、月100以上は記事の主な語の候補、10〜100は読者の悩みが具体的なら1本の記事にする価値があります。ただし数字だけでは決めません。上位10件を見て、それより役立つ記事を書けるか(一次情報・実際に試した結果・判断の基準を足せるか)を先に確かめます。
ChatGPTなどのAIに検索ボリュームを聞いてもいいですか?▾
候補の語を広げるのには使えますが、検索ボリュームの数字は確かめてから使います。AIが答える数字は、どのデータのいつの値かを確かめられないためです。当社がAIに出させた候補20語をキーワードプランナーで確かめると、8語は「—」、月100以上は1語だけでした。
キーワードプランナーとSearch Consoleの数字が合わないのはなぜですか?▾
測っているものが違います。キーワードプランナーはその語が検索された回数の12か月平均、Search Consoleの表示回数は自分のページが検索結果に出た回数です。順位が低いと検索結果の後ろのページまで見られないため、表示回数は検索数のごく一部になります。

サジェストと検索ボリュームを、まとめて確かめる

語を1つ入れると、Googleのサジェストを一括で集め、Google広告の検索数データ(月間平均・推移・CPC・競合性)を並べて表示します。検索数の表示はBasicプラン以上です。

検索ボリューム調査ツールを見る
今井政和

この記事を書いた人

今井政和

SEOディレクター / フロントエンド開発者

Web業界20年以上の経験を持つSEOディレクター。ディレベースの開発者。WordPress公式プラグイン「ORECTIC SEO CHECK」作者。著書に「三方良しで勝つ 江戸商人に学ぶ現代WEB戦略」。

@imai_director

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